空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

独立記念日

アメリカで4回目の独立記念日となった。早いものである。
今年は日曜日なので朝から教会へ。
連休という事もあり、人数は少なかった。女王、トンプソン牧師夫人は今日は白で決めて来た。帽子はつばの下と頭の周りに白いばらが一周取りまいて、ふんわりとレースがかかっていた。ドレスも靴下もハイヒールもむろん白、指輪もいつもどおり10本とも金の指輪だが、驚いた事に彼女の足の指にも両方とも金の指輪がはめられていた。そして手のみならず足までが金のペディキュアをしているではないか。彼女は司会だったが司会の鏡にしたいくらいすごい司会ぶりだった。お祈りも猛烈で、皆の前でスピーチする時も政治家かと思う程の演説ぶりだ。
今日はつえをついた女性が来ていて、「久しぶりに来ました。腰に続きひざの手術をすることになっています。」と自己紹介。続いて自分がいかに不幸かの羅列を始めた。続いて牧師が他のプログラムを全部とばして説教を始めた。いつもの割れんばかりの説教だ。彼女に向かって慰めになる事を言われたとたん、さっきのつえの女性が立ち上がり「イエス、ジーザス!!!」と両手を上げて叫び、興奮して足をばたばたさせ始めた。私は「えらいこっちゃ」と内心ひやひやしたが、アッシャーの男の子がウチワを持って来て彼女に向かって扇ぎ始めた。
映画でも小説でも、黒人教会に団扇は出て来る。葬儀屋の宣伝が必ず裏にあるが、表側はたいていキング牧師か黒人聖歌隊の絵かイエスが羊と抱いている絵である。そしてそのイエスはなんと.....黒人。ここの教会に来て始めて知った事。「イエス様って黒人だったのか。」
今日は献金の重要さについての説教だった。
今日は聖餐式でピアノはいいからここに来なさいと言われ皆さんと一緒に長椅子にすわって一緒に受ける。96歳のおばあちゃんが来ていて、白のスーツに帽子、赤のネイルに金の指輪で最前列にすわっていたが、式の最後にソロでリードして下さいと司会者が言ったのでソロで歌い始める。音程はとても正しく、素晴らしい歌声だった。じんと来る。
帰宅後パン屋へ行くと日本人の新しい店員がいて、なんと私のすむ街で育ったそうだ。今日は客も少ないしといって2つもおまけをくれた。河川敷へ花火を見に行く。ピクニックだ。ごちそうをよばれ、花火を楽しむ。ケンミルハウス牧師は生後2か月のフィービーを連れて来ていた。花火は美しく、豪華であった。K子ちゃんが「いやー金鳥の夏って感じだね。」と言ったので皆で笑う。