空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ジョン・オールドリッチ

ジョン・オールドリッチに会いに行く。会議室で面談してもらい持参したデモを聞かせるとマーシャルの作曲はとてもいい、ムーチョボエーノ(架空のリゾート、ラテンなまりのナレーションと音楽)の作品はキュートだと言ってくれる。私がディスコのヒットチャートをパクって作ったインストを聞いて先生は順番に曲名をいって歌っていた。さらに私らのリサーチした会社についての情報と営業のこつを40分にわたってレクチャー、景気は上向きだからきっと仕事がとれるよ。勇気出してがんばりなさいと言ってくれる。マクドナルドにペプシ、マーシャルズ、バドワイザーなどのCMを作曲した先生ならではの経験をいかしたアドバイスだ。セーラムの博物館のラジオコマーシャルがが音楽無しだったというと、突然
「♪ピーボディ、エセックスミュージアム」
と歌い出す。おかしくて笑う。でも咄嗟にひらめいて曲が出来てしまうところがすごい。
彼は人の名前や曲名を覚えるのも得意だ。パーソナルEQも非常に高くて相手がどう言えば喜ぶかすごく心得ている。そういうところが彼の成功した由縁だと思う。
夕方再びネイティックとフラミングハムへリサーチに行く。
夜、バプテスト教会聖歌隊のリハーサルへ。グエンが重い病気になったので皆通夜のように神妙であった。彼女の夫も一週間で10歳も老けたように見える。でも次第に元気を出して歌い出す。ゴスペルは元気の出る音楽だ。
讃美歌を見ながら歌うと言ったので、珍しい事もあるもんだなと関心しながら伴奏してたら、誰も音符を見てないで歌詞だけ見ている事が分かった。ソプラノを弾いてくれといわれて譜面どおり弾いたら「ちがうー」と言われたのだ。すみません、違いました。黒人のみなさんは譜面にはない別のリズムとコードとメロディがあったのでした。