DNCこと民主党全国大会がボストンで行われているため、街中大迷惑である。
まず道路があちこち不定期に閉鎖される。さっき通った道に戻るとバリケードがされてあって回り道を強要される。おまわりさんがいたるところにうじゃうじゃいる。ヘリコプターが上空を旋回してうるさい。真夜中にお客さんや市民を驚かせるための花火が上がる。テレビのインタビューでおばあさんが「わたしゃ爆弾かと思いましたよ」と言っていた。私は「予告してくれたら見に行けたのに」と腹立たしかった。でも予告したらテロの標的になると思ったのだろう。
この騒ぎのために意外と道はすいている。市民の多くがこの喧騒から離れるために休暇を取ってボストンから脱出しているという。賢明だ。
朝から放送局を調べた。そのあと学校へ。ナタリーのコンサートのリハーサルをして、リンジーとハーバードスクエアへ。彼女が医者へ行っている間、素敵なブティックをいっぱい見つける。こんな近くにこんなしゃれた店があったとは驚きだ。ボストンに来て３年、バークリーという特殊な「しごき」大学にいたのでほとんどこの街の事を知らずにすごしてきた。帰国するまで出来たら時間を見つけて興味深いものを見つけていきたい。
夕食はリンジ−とそのクラスメートのミカエルとギャラリアでとる。彼は血統書付きのメキシコ人ピアニストで、ビジネスを学ぶためボストンにいるらしいが、どこかの音楽院でディグリーを卒業したいというので、ニューイングランド音楽院を勧める。バンドの話をしたら、FM局とコンタクトを取るべきだとの事。
