空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

内館牧子

古本屋で買った内館牧子エッセーを読む。この本、面白いのなんの。彼女は格闘技が好きで「私の青空」などでは色んな女性の姿を描くので変わった人だなと思っていたが、50代の今まで独身なのだそうだ。エッセーの中に「男運の悪い女」は今まで男にハラハラドキドキさせられた事のない女だとあった。その上男にだまされたことのある女は「男運のいい女」なんだと。その事をある友人に言うと彼女が以前男にだまされた事を持ち出して「これが男運が良い」と言える事かと猛烈に怒り始めた。彼女には現在非の打ち所がない恋人が要るにも関わらず、昔の男がまだ許せないのだ。端から見ていたら、だまされたり失恋したりというのも普通より面白みのある人生のストーリーでなかなかスリリングでいいんじゃないかと思う。
何かの本で一生のうち2回恋が出来たらその人の人生は「儲けもの」なんだそうだ。それで行くと彼女の人生はそんな悪くないのでは、と思う。私の人生だと、大儲けもいいところだ。残念なことに今世紀になってから恋人がいない。でもそれも自由で悪くない。
今日8時間、コマーシャルの営業をする。10軒以上に電話し、アポは取れなかったが良い手応えがいくつか会った。相手の会社の中に「日焼けサロン」というのがあり、最後まで何の会社かわからなかった。ある外車のディーラーに電話し、「私どもは最近、バークリーを卒業しまして、」というと「おめでとう!」といって下さる。また別の会社では誤解をうむような英語を話してお互い笑いあったり、楽しい営業活動であった。

恋愛レッスン (集英社文庫)

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