空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

海辺のカフカ

J子さんと息子さんのH君、E子さんとでO家へ。
猫のジェイクが歓迎してくれた。愛想のいい猫だ。皆でおそばをよばれる。猫の話題が中心の、楽しいランチだった。
この写真のジェイクはあさっての方向を向いている。(小さいけれどわかるかな?)
ジェイクのスライドショーと今日撮った写真。

村上春樹海辺のカフカ」を読み終える。
この中に猫とお話の出来る頭の弱いおじさんが出て来る。描写が面白い。金持ちのシャム猫が賢くて、馬鹿な野良猫をバシッとなぐったりする。彼の本がなぜこんなに売れるのか考えたが、多分、読んでて五感を満足させるものがあるからじゃないか、と思った。たとえば、魔法瓶に入れた熱いほうじ茶を飲む、といった味わい、性的な描写、自然の描写、雰囲気、少年の頃の思い出、そういったものだ。
私は性的な描写以外、とても楽しめた。ここに出て来る女性は皆主人公と”関わり”をもつから、それが若い人や男性には受けるのだろうが、女性の私には、ちょっといただけなかった。15歳以下の子ども、30歳以上の女性以外にはお勧めの本です。