空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ブラザー・ジョン・ロバーツのお葬式

告別式でピアノを弾くようにと言われて教会へ。棺桶に横たわる故人を見て驚いた。ブラザー・ジョン・ロバーツであった。彼は毎週礼拝に来ていた人で、ファーストネームで呼ぶ少ないブラザーであった。

享年69歳。生涯独身。この方はアフリカ系の血がほぼ100%の本当に黒い方だった。白人(あるいはかなり薄い黒人)の奥さんといつも礼拝に来ていたが、事実婚だったみたい。こういう場合はお葬式のプログラムに「良い友人」と掲載される。

子どもはいないが、姪や甥が来ていた。晩年はジャマイカ・プレインにあるシェリル・ハウスという老人ホームで過ごし、そこで息を引き取られた。告別式は満員。3時間に渡って、ピアノの前から離れられなかった。ケリー先生は棺桶をバンバン叩いて説教していた。出棺の時、ふたを閉めて鍵をかけた棺桶をもう一度開けさせ、彼のおなじみの帽子をかぶらせて上げていた。
出棺の時「聖者が街にやって来る」を歌った。白人の葬儀屋さんも身体をリズムに合わせて動かしていた。

ピアノはEbの黒鍵が取れたままだったので弾きにくい事この上なかった。