空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

救急車に乗る。入院

午前4時半、突然の腹痛で目が覚める。10段階の9.9なみの痛さである。バスルームへ行くが、冷や汗が出る。部屋に戻って気づいたら床の上に仰向けになっていた。気絶したのである。ルームメートのヘイ・ジューが飛び込んで来て、「救急車呼ぼうか?」と尋ねている。そのあとふと気づくと私のベッドの横におまわりさんが立っていた。そして椅子に座らされて、3階から玄関まで運ばれ、そこからストレッチャーに乗せられて、救急車で病院へ。ERに着いてから非常に寒気が始まり、何度もお手洗いへ。下血がひどいのでCTを撮る。それと胸が痛み出したのでレントゲンを撮り、心電図を取り始める。お昼までその状態が続き、「入院してもらいます」と言われて、病棟へベッドのまま運ばれる。
そのあとは下血はおさまったが、嘔吐と頭痛がひどく、首の痛みがぶり返す。普通の痛み止めでらちが開かないのでモルヒネを2回打ってもらう。腹痛は嘘のように治ったが、頭痛と胸痛には効かなかった。ところがイミトリックスを打ってもらったら、たちどころに頭痛が消えた。
グエンに電話したら、すぐ教会中に広まり、牧師夫人が見舞いに来て祈って下さる。夕方E子さんが来て辞書と聖書を貸して下さり、夜にヘイ・ジューが衣類と靴を持って来てくれた。
私の同室の方は、黒人のおばちゃんで軽い心臓マヒと肺炎で入っておられた。彼女はよく食べ、良く寝、電話でしゃべり、絶えず来客があり、ずっとテレビはつけっぱなしで機嫌良くしていた。「私のお隣さんは、偏頭痛がひどいの」と友達に電話でいっている。心配してくれてるのである。
アメリカで入院したのは始めてだが、ほとんど日本と同じだが、食事に関して違うのでびっくりした。食堂に自分で電話して、食べたいものを注文して持って来てもらうのである。それとナースの仕事が医者の次に権威があり、検査をする人、雑用をする人はナースではないのである。完全に分業されている。誰に頼んだらいいのかわからないのが難点である。