岡八郎の自伝

岡八郎というよしもと新喜劇の芸人がいた。奥目の八ちゃんと呼ばれていた人だ。
彼とお嬢さんが一緒に書いた本を読む。
お嬢さんはニューヨークに長年住んでゴスペルを歌っている方で、美人だ。お父さんに似ていない。

彼の人生は映画のようだ。よく出来た妻と２人の子供、成功した芸人。でもアルコール依存症になって崩壊、妻と長男を亡くす。新喜劇をリストラされる。
その上、胃がんの手術に怪我による脳出血と悪い事が続き、再婚相手とも離婚。転落の一途をたどる。
でも亡くなる前、娘さんと漫才の舞台に出る。そして見事復帰を果たし、最後にオール巨人阪神の舞台であいさつして間なしに肺炎で死去。
アルコール依存症は恐い病気である。

泣いた分だけ笑わしたる