数年前に95歳で亡くなった黒柳朝さんの本を読み返す。
ベストセラーになった「チョッちゃんがいくわよ」はご主人の生前に書いたので、本当のところは書いていなかったが、今日読んだ「チョッちゃんのここまで来た道」はかなりご主人との53年間の苦労が書かれてあった。
人生のほとんどをご主人の癇癪の機嫌を取るために費やしたそうである。彼女のご主人は蹴ったりモノを投げたり大変だったそうだ。結婚のいきさつも、「ナンパされた後監禁され」たそうで、結婚式の写真も50年後撮ったそうである。
随分前彼女の講演会に行ったことがある。「神さまは逃れる道を備えて下さっています。結婚だってそうです。」と言われ、はっとした。よほど苦労されたのである。子どもが5人いては離婚出来なかったのだろう。
偶然だがちょうどこの時、同じ苦労をしていた私はその月のうちに自由の身になった。
チョッちゃんは、苦労した甲斐あり、長女は日本一有名になった。
また年をとっても前向きで美しい人だった。この本には彼女の昔の写真や家の写真がたくさん掲載されていて、センスの良さに感動する。
- 作者: 黒柳朝
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1987/07
- メディア: 単行本
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