三浦綾子の著書はほとんど読んだが、彼女を助けて陰ながらささえた夫の三浦光世氏の結婚するまでの伝記である。
読んで思ったのは三浦綾子のどの作品も彼が代わりに書いていない、という事。この事は「氷点」が有名になった時から疑われていたが、明らかに違う。それと三浦綾子のエッセーで聖人に近い人物だと思っていた夫君は、以外と普通の人である。将棋が好きで女性に対する好奇心をもった青春時代を送ったが、腎臓と膀胱の結核と闘病したので、買春せずにすんだ、と書いている。かなりユーモアのある人だ。
- 作者: 三浦光世
- 出版社/メーカー: いのちのことば社
- 発売日: 2006/10/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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