1962年初版。
印象に残ったのは津田梅子の母初が、アメリカのホストファミリーに宛てて出した手紙。立派な和紙に達筆で書かれていたので、新聞に載ったそうだ。もちろん英訳文つき。梅子の母は結婚前大奥で御殿女中をしていたので、そういうたしなみは非常によく出来たようである。
この本、またもや旧仮名遣いと候文の羅列であったが、今から48年前に書かれたのだから仕方がない。その頃は津田梅子の手紙がまだ発見される前だったので、確かな事はわからないようであるが、大庭みな子さんが手紙を翻訳して出しているので、両方読んだら参考になるだろう。
- 作者: 山崎孝子
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 1988/05
- メディア: 単行本
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