この夏最後の１８きっぷで湖西線のマキノへ。
駅前でレンタサイクルし、日本の並木百選に選ばれたメタセコイア並木を見に行く。
サイクリングをしているのは、ゲートボール帰りのおばあちゃんと私だけだった。
稲田は刈り入れの季節で、農家の人々が近江米のパールライスを脱穀していて、良い香りが漂っていた。
サイクリングロードはでこぼこしていて、坂道でもう少しで空中に飛ぶところだったが、幸い転倒しなくてすんだ。
琵琶湖沿いに日本の白砂青松百選に選ばれた松林があるということで、行ってみる。琵琶湖からの風がさわやかで快適なサイクリングだった。
「百選」と名付けるのが好きな住民らしい。オートキャンプのビーチも淡水浴場百選に選ばれたそうである。ここも行ってみる。
知内川の河口に白鷺橋というのがあって、白鷺がたくさんいた。またこの橋には十数羽の鷹が羽根を休めていた。川沿いをサイクリングしていると、大きな蛇が出て来て、もうすこしで轢いてしまうところであった。こっちも驚いたがむこうも驚いた様子だった。
マキノの駅の近くでイカナゴ茶漬けを食べる。この店ではふな寿司茶漬けを勧められた。なんと「美味しんぼ」５巻がさりげなく置かれていて付箋がしてある。琵琶湖名物ふな寿司の紹介であった。この店の持っている料亭「湖里庵」は遠藤周作が度々訪れ、命名したのだとか。おみやげにふな寿司を二切れ買う。ふな寿司は大変高価なので、丸一匹は買えなかった。
湖西線の車窓。奥琵琶の車窓は近畿で一番のお気に入りだ。
