作家になった小学校の友達Aからの推薦。
アルフォンス・デーケンは元上智大学教授。死生学の第一人者。ドイツ人神父。
彼の子供の頃の経験は壮絶だ。反ナチ運動を命がけでやって来たのに、平和になって助けに来てくれたはずの連合軍におじいさんが目の前で撃ち殺されるというもの。でも彼は長崎の殉教者の伝記を読んで感銘を受け、神父になって来日するきっかけとなった。
このあたりを読むと涙が出る。
また彼は死に直面したとき、身近な人が亡くなったときどうすればよいか、聖書の言葉やどう祈るかも紹介している。この話題をタブー視する日本人だが、これこそ勉強すべき学問である。
- 作者: アルフォンス・デーケン
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/09/17
- メディア: 単行本
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