イザベラ・バードの日本紀行 (下) (講談社学術文庫 1872)
- 作者: イザベラ・バード,時岡敬子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/06/10
- メディア: 文庫
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あいにく訳のミスがいくつかあった。函館郊外にある七重の農業学校は「七飯」と書くべきだ。(来月結婚式のためこの街に訪れる予定)
イザベラは明治10年、あちこちをひとりで回って、新島襄やシーボルトなど有名人と会談、小さい町の人口や産業、各都市の様子をよくぞここまで調べ上げた、と思う。凄すぎる。
彼女は決してユーモアも忘れない。東北で彼女を悩ませた宿のノミは伊勢では「いないか冬眠中」だったそうだ。
明治10年の日本、キリスト教はやっと伝道が始められたばかり。その様子もよくわかって面白い。
また日本は江戸時代が終わってたった10年で、日本中に西洋式の学校や病院や大学を建て、東京大阪間電信出来るようにした。維新当初雇い入れたお抱え外人も必要なくなってきている。すごい国だな、と改めて感動した。