空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

すご過ぎる女性、イザベラバード

イザベラ・バードの日本紀行 (下) (講談社学術文庫 1872)

イザベラ・バードの日本紀行 (下) (講談社学術文庫 1872)

先週図書館で彼女の「日本奥地紀行」を借りた。30年前の訳で「東北と北海道」の分だけだったので、今度は続編の新しい訳を購入。
あいにく訳のミスがいくつかあった。函館郊外にある七重の農業学校は「七飯」と書くべきだ。(来月結婚式のためこの街に訪れる予定)
イザベラは明治10年、あちこちをひとりで回って、新島襄シーボルトなど有名人と会談、小さい町の人口や産業、各都市の様子をよくぞここまで調べ上げた、と思う。凄すぎる。
彼女は決してユーモアも忘れない。東北で彼女を悩ませた宿のノミは伊勢では「いないか冬眠中」だったそうだ。
明治10年の日本、キリスト教はやっと伝道が始められたばかり。その様子もよくわかって面白い。
また日本は江戸時代が終わってたった10年で、日本中に西洋式の学校や病院や大学を建て、東京大阪間電信出来るようにした。維新当初雇い入れたお抱え外人も必要なくなってきている。すごい国だな、と改めて感動した。