- 作者: 夏目漱石
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/04
- メディア: 文庫
- 購入: 9人 クリック: 108回
- この商品を含むブログ (184件) を見る
江戸っ子弁のべらんめえ口調なのが面白い。
それと昔読んだ時気づかなかったことに気づく。坊ちゃんは親から見放され、兄とも仲が悪く、孤独だったのだ。でもばあやの清だけが彼の味方で甘やかしてくれた。
清は坊ちゃんが立派になると信じて疑わない。何度も励まし小遣いまであげる。
清が死ぬ前坊ちゃんは一緒に暮らして看取り、埋葬までしてあげる。
他人でもこういう無条件の愛というのがあるのである。