昨日の夜ジョンはアメリカン航空でシカゴからボストンに戻ってきた。満席で真ん中の席しか取れなかった。
通路側には太った男が座り飛行機が飛ぶ前から熟睡。頭がジョンの肩にもたれかかった。窓側には若い女が乗った。
彼女はジョンに尋ねた。
「すみませんが、乗り物酔いで吐いたりされますか?」
ジョンは今までそんな事一度もなかったと答えた。
滑走路から飛行機がいよいよ飛び立つというとき、彼女は叫んだ。
「トイレに行きます~!」
ジョンは熟睡男に「起きろ、トイレに行くんだってさ。」
と起こさなければならなかった。
ジョンは先週乗った時も、隣が泣き叫ぶ赤ん坊を膝に乗せた女性が座って往生していた。
飛行機に乗る時全くついていないジョンである。