音威子府から下頓別を抜けると、非常に古い旅館の建物があった。
右半分が和風で、左半分が洋風。
美しい。いつまでも壊さず保存してほしい。
中頓別は砂金が採れた。大樹町にも砂金採掘体験が出来るが、ここでも6月から出来る。
中頓別のピンネシリ温泉へ。道の駅の向かいにある。
女風呂はわたし貸し切り。
お風呂は熱くなくてとても良い湯だった。
380円とどこより安い。さらにランチとセットだと1000円で定食が食べられる。
ランチはピンネ丼(豚丼)B級グルメである。おいしかった。
浜頓別へ。クッチャロ湖で双眼鏡を借りて、バードウォッチング。
観光バスが来て、中高年の旅行者が降りて来た。双眼鏡を持っている私に
「あれは何と言う鳥ですか?」
と尋ねて来る。
わたしは「丹頂です。」「カモメです。」と適当に答えた。
観光客は感心して信じていた。
あとで、その鳥はサギだと知った。
「ガイドのふりして観光客に嘘を教える」のはわたしの新しい趣味である。
クッチャロ湖の白鳥は一羽をのぞいて皆シベリアへ帰って行った。居残っている一羽はずっと浜辺で寝ていた。
「あの鳥、病気と違いますか。」
と新入りの管理者の女性に行ったら、彼女はとても困ってしまい、売店の人やレストランの人を呼び集めて、さらに今日は休んでおられる別の人に携帯で電話して相談していた。
騒ぎを引き起こしたまま、そっと立ち去る。
あの鳥、どうなったろうか。
近くの北オホーツク公園の原生花園へ。
かわいいチップモンク(シマリス)がいた。
オホーツクライン沿いを走ると、神威岬に出た。去年はトンネルをくぐったが今年は岬をドライブ。きれいな灯台を発見。うれしい。
夏通ったルートで、「ホテルハワイ」もあった。すぐ近くに漁師の経営するお店があり、今日は時化で漁が出来なかったそうで、魚ではなくホッキ貝など3種類を買う。2キロほど買ったが1000円にしてくれた。
帰りに、ご馳走になったお宅に配り歩く。
上がりこんでお茶したり、晩ご飯まで戴き、何しに行ったのかわからない。
ホッキ貝の刺身は甘くてとても美味しかった。