町内は温泉の宝庫。それもそのはず、十勝岳という活火山があって、40年に一度定期的に大噴火するのである。(三浦綾子の泥流地帯を参考されたし)
そのため各家庭に防災無線ラジオがある。
「噴火か?!」
とあわてそうになったが、お葬式のお知らせだった。
土曜日に3人の女性が亡くなり、通夜葬式とも同じ日同じお寺で行われるようだ。
ところで、防災無線では故人の享年や住所も放送する。
「もっと若いかと思った。」
とか言われないだろうか。
それと、泥棒は聞いていないだろうか。
町は大きいファミリーみたいなものだから、お互い信用し合っている違いない。
起き出して町内の温泉、銀瑛荘へ。
白金温泉には沢山ホテルがあってそれぞれ日帰り湯があり、ここが一番安いので選んだのだが、昭和の香りのする「ケロリン」の湯桶設置の温泉だった。
見た目はすごいが良いお湯だった。
この温泉の隣に犬が繋がれていて、誰彼なく人が通るたび吠えまくっていた。露天風呂からもそれが聞こえた。
張り紙によると、猛犬らしい。
近くの青い池へ。
白樺林の中にある工事中偶然できた水溜り。地質の成分の関係でこんな色になった。
ちょっと古い地図には載っていないし店などもない。
今や観光名所で駐車場もある。
お昼は駅前のペンション「こえる」のレストランへ。
町名産の豚を使った定食。
オーナーの奥さんは「dollyさんでしょう?」と言いながらレストランに入って来られた。
お母さんから電話をもらったそうである。
彼女のママはある楽器の出張レッスンで美深に来られていた。
北海道って広いようで狭いわ~