Oさんの友人夫妻が鹿児島から来られる。
彼らは退職したカップルで、旅の達人だ。網走近くに月2万で古民家を借り、一年の半分近くをそこで過ごす。鹿児島からフェリーで大阪へ。京都まで走って舞鶴からフェリーで小樽へ来るそうだ。それを毎年7年続けていて、北海道について誰よりも詳しい。
フェリーの乗り継ぎは絶対しんどいのとちゃうか、と思う。
千代田の丘のとんがり帽子の建物の中でお茶をする。
その後うちの家をお見せする。
夕方、近所に住んでレストランを営むクリスチャンの夫妻がおいでになる。
家で採れたイチゴで作ったジャムを下さった。
私の体や、大阪の母のためにお祈りをして下さった。
せっかく来られた二組のお客、椅子がないので、立ったまま。お茶もなし。
なんて愛想のないわたし
なんて愛想のないわたし
ところで、町立病院がすいていた、と言うと、今の時期農作業が忙しいからよ、と奥さん。
「冬は病院が混んでるの」
ヒマやったら病院でも行こうかと思い始めるものなのだろうか。