塩狩峠で起こった事故を有名にしたのは作家三浦綾子が小説にしたからだが、これを深く研究した人が旭川にいる。
彼は中島啓幸といって、クリスチャンで三浦夫妻と同じ教会のメンバー。
彼は徹底的に調べあげた。
その結果、鉄道員長野政雄が塩狩峠で、はずれて暴走した車両を止めようとして下敷きになって轢死したその前日に彼が、魚屋に寄ったとか饅頭を買ったとかまでわかった。
さらに長野氏が愛の人で、病人を見舞ったり、スパイ容疑にかけられたピアソン夫妻を助けようとしたりしたことも、友達から非常に愛されていたことも判明した。
彼は独身だったが、妹さんの子ども達が信仰を受け継いでいるそうだ。
長野政雄、伝説の人物。
今も100年以上経った今も人々を感動させている。
この本は三浦綾子や「塩狩峠」ファンに超オススメだ。