オホーツク海沿いを３０分位ドライブ。晴天で美しい雪原が広がっているが、時折風が吹いて地吹雪が舞い、視界が20m位になる。
湧別から右折。ほぼ直線の国道を走る。
農協のスーパーで手作りのお弁当を買う。
これは見たところ普通だが、コンビニ弁当と違う。まず値段と日付は手書き。
天ぷらは山芋に海苔を巻いたもの。佃煮は梅と昆布とイカを和えたもの。美味しいかった。
瀬戸瀬という駅近くから山奥へ20分ほど行くと、瀬戸瀬温泉ホテルがある。昭和が終わってから、何ひとつ変えていない。湯はぬるいが源泉。飲むことも出来、持って帰る人も多いそうだ。
休憩室には誰もいない。
浴槽にふくよかなおばあちゃんがいて、ずっとひとり喋っていた。
彼女は朝一番に来て4時までいる予定だという。
ここのカランもシャワーも源泉なのでぬるま湯に近く、髪洗うのに浴槽のお湯を使った。
さらにドライヤーが一分１０円で小銭がないとフロントまで両替に行く必要がある。
おばあちゃんは
「このお湯飲んだら風邪引かないよ。」
と言うので、飲む。
ところが帰ろうとすると、
「そんなカラスの行水じゃ、風邪引くよ。」
ここの温泉飲んだら風邪引かへんってさっき言うたやん。
遠軽の駅はスイッチバックで、駅の裏に瞰望岩という名所がある。アイヌの古戦場だったユニークな岩である。
この遠軽の街はメインストリートに素敵な教会がふたつある。救世軍と日キである。
小さい街、遠軽すてき。ニューイングランドの街みたい。
帰り道、うちの近くで、左右確認して道路を渡ろうとしている丸々太ったキタキツネがいた。
何を食べてあんなに肥ってるのだろう？
フワフワのシッポ、触ってみたい！
