空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ビート(甜菜)からお砂糖を作る工場

スーパーに並んでいる野菜なら、畑で作業されている人の姿が想像出来る。魚だって漁師さんが良している姿がすぐ目に浮かぶ。
でも上白糖、グラニュー糖、てんさい糖は全くどうやってできているのか、考えたことすらなかった。

ホクレン清水製糖工場に案内してもらう。
ここでは清水町新得町鹿追町士幌町上士幌町の農家から集めたビートをお砂糖にしている。
普通製造工場と言えば1年中稼働するが、ここは11月から2月までの冬の間だけだ。
今冬は工場の砂糖の生産が終わってしまったそうなので、見学はせずお話とビデオを見せてもらった。
ここ4年天候不順等で買入糖分が少ないとの事。
北海道のお砂糖は添加物がなく、製造過程で水を使って透明にするが、漂白剤等は使っていない。ビートは遺伝子組み換えもなく安全である。工場では全てを無駄にしていないので、ゴミも出さないし公害も出していない。
この工場で作られる砂糖は3種類。グラニュー糖、てんさい糖、上白糖だけである。この中のてんさい糖は茶色いが、含蜜糖は80パーセントだけで残りは天然のミネラル、カルシウム、オリゴ糖などである。オリゴ糖は腸に良い。
http://www.tensaito.com/

ビートのポットを生まれて初めて見た。これは種子を入れて名出させるもの。今がポット入れ作業の最盛期。暑いハウスの中で作業を行っている。
4月から5月になると畑に植えられ、10月にを切り、雪の積もりだす11月末までに全部人を掘り起こす。12月発送されて製糖工場に運ばれる。
その際、農家ごとに試験をして糖分のパーセントを調べ、買い入れ価格を決定する。農協通じて各農家に支払われるそうだ。
糖分の高い農家とそうでない農家の違いは、草取りや防除(害虫などの駆除)が上手いか、適切な肥料かによって決まるそうだ。
ビート農家が手間をかけて頑張って育て、素晴らしいお砂糖となるのだ。
めっちゃ大変な作業やなぁ。



今日は大雪。