東京から友人が遊びに来た。コストコへ行って南アフリカのワインを彼女が試飲し、気に入ったようなので買って帰ったら、「オープナーは壊れてしもうたから、無い。」と母。
仕方なしに昔のねじれているキャンプ用のオープナーを使ったところ、全く押しても引いてもコルク栓が開かない。大体、ワインの栓を抜くのは初めて。
仕方なしにアイスピックでコルクを砕き、最後は瓶の中に落としてしまった。注ぎぐちを見たところ、もっと悪いことにガラス瓶も一緒に少し砕いてしまっている。茶漉しでコルク(とガラス破片)を漉しながら、グラスに注いだ。
15分ぐらい格闘していたろうか、鍋料理は煮えてしまっていた。
でもそんな事は、3番目の引き出しを開けるまではなんのストレスもなかった。
グラスに注いだ直後、3番目の引き出しに立派なワインオープナーを見つけのだ。
「うそやん、あるやん」と叫んだ。
