空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

黒人奴隷制度

アメリカのコメディアン、ジョン・べルーシがサムライの格好して、さんざ笑い物にしていたことがあるが、わが国からサムライが無くなったのは1867年。奴隷解放令がリンカーン大統領から発令されたのが1865年。たった2年しか違わない。
サムライと言うのは西洋でいう騎士や軍人のようなものであったのに対し、奴隷制度と言うのは人権蹂躙も甚だしい、非道極まる制度だ。

黒人奴隷の人たちは自分たちの意志に反して囚われて船に乗せられ、アメリカに連れてこられて、家畜のように売られて強制労働させられた。
珍しい写真を見つけたのでご紹介したい。


奴隷船の写真である。
奴隷市場の写真もあったが、残酷すぎて紹介したくない。


綿花を摘む奴隷。


奴隷の家族。

それを支持する南部連合と、反対する北部との間で起こった南北戦争では北部が勝って奴隷は解放された。
でもまだ奴隷時代の南部を懐かしむ白人の強い支持によって、サウスカロライナでは州議事堂に南部連合の旗が掲げられていた。

南部連合の旗はアトランタ空港で見たことがある。サウスカロライナでは黒人教会を襲撃した犯人の男が手に南部連合の旗を持っていた写真をネットに載せていたので、議論の末、議事堂から撤去されることになったそうだ。
時代が一歩前進したなと感動した。