初代の俳優森川信は8作目で急死したので松村達雄に代わった。この俳優は初代の「おいちゃん」の時、お医者さん役で出ていた。キャラクターもお医者さんそのものだったので、どうもしっくりこない。 14作目以降下條正巳になって最終作の48作目まで彼が演じたが、影が薄いような気がしてならない。初代の森川信が1番存在感があって、「馬鹿だねえ」としかめる顔が面白かった。それと寅さんの家庭内暴力を一番怖がっていた。その緊迫感も初代おいちゃんが最高。
昭和の映画の面白さは小道具につきる。
どの家具も家電も懐かしい。そして人々の使う言葉やファッションやヘアスタイルも。昔の写真アルバムそのものだからだ。
近所の内科へ。整形外科で出してもらっていた肩こりの薬を出してもらえるようになった。私の右手が震えるのは気にしなくて良いと言ってくれた。