例によって、小道具や会話や生活習慣がすごく面白かった。最後までわからなかったのは、56歳の父親が家の中で時々鼻の横をこすりつけている黒い細長い物体。火を点けるタバコではなさそうだ。なんだろう?
原節子がサイクリングしているシーンが最初の頃にあるのだが、笑顔がずっと続いたままなのは、ちょっと怖い。
能舞台のシーンは延々と長かったが、微動だにしない観客、演劇全てが映画の場面のためにできていて、一言もセリフがないのにストーリーが変化して流れていく。
この映画のBGMの技術はひどい。音楽は伊藤宣二と言う人らしいが、あの時代もっと上手なバイオリン奏者はいなかったんだろうか?
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