空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

「父ありき」(1942)

小津安二郎が出征前に脱稿した作品。
白黒映画で、静かに時が流れる映画だ。優しいお父さんが甲斐甲斐しく息子の世話を焼く父子家庭を描いている。当時39歳の笠智衆が30代から60歳位までの父親を演じている。彼はこの後50年間映画に出てるけど、お爺さん役があまりにハマっていて驚く。旧制中学の数学教師の授業のシーンでは、何を言ってるのか、サッパリ聞き取れない。録音技術も悪かったのかもしれないが。
同窓会での大座敷の宴会シーンの返杯は、男社会の不衛生な習慣だ。今でもこの習慣は残ってるのだろうか。
温泉のシーンで、タオルを思いっきりお湯につけている。今では禁止されているが。

父ありき [DVD] COS-018

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6日ぶりに外出。風邪が強くて寒い。