[ストーリー]
長屋に一人住む未亡人のおばさん(飯田蝶子)が、近所の人(笠智衆)が連れて来た迷子の男の子の面倒を見る。最初は押し付けられて嫌がり、「しっしっ」と追い払い、「メッ」と言って恐い顔で睨んだり、茅ヶ崎の海岸に置き去りにしようとしたが、子供が追いかけて来てだんだん情が湧いてくる。
着物を着て下駄で砂浜を全力疾走するおばさん。撮影時50歳だったが、すごい体力だ。男の子に「おばあちゃん」と呼ばれ、「おばちゃんだよ!」と怒っている。
50歳に向かって、おばあちゃんはないやろ!
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浮草物語(1934)
サイレントムービー。
[あらすじ]
旅芸人一座の親分(坂本武)が、20年ぶりにある町に来る。そこにはある女(飯田蝶子)に生ませた倅がいた。
倅は彼が実の父親だと知らない。ところが実の女房(八雲恵美子)が偶然知って嫉妬し、若い女役者(坪内美子)に金を渡して「引っかけておやり。」という。
ところが引っ掛けるつもりが二人は恋人同士となり、雨続きで旅芸人一座は解散、親分は妻と別れて女のところに行くが…
[感想]
昭和9年の映画だから、使われている日本語、小道具、駅が当時のもので面白い。親分のDVが凄まじいが、女が口では負けていない。
女優の八雲恵美子は本物の芸者出身だから、粋である。娘役の坪内美子も可愛らしい。
あの頃映画 松竹DVDコレクション 「出来ごころ/浮草物語」
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