[ネタバレ]
身分違いの結婚をして別居中の夫婦。貧しい家で育った母親(バーバラ・スタンウィック)が娘(アン・シャーリー)を引き取っていたが、ついに離婚することになる。初めは弁護士にわめいて拒否していた母だが、娘の縁談に自分の存在が邪魔している事を偶然知って、離婚を承諾。
夫の再婚相手に会いに行き、娘に「馬券屋のおっさんと一緒になるから」と嘘をついて家を追い出し、最後は結婚式を窓の外から雨に打たれながらそっと見守る。
[感動した事]
主人公ステラを演じたバーバラ・スタンウィックの名演技。アカデミー賞にノミネートされている。父の再婚相手の女性が立派な理解者で素晴らしい。
[日本映画のパクリを発見]
ストーリーは原節子主演の吉屋信子原作「母の曲」と酷似。アメリカ版と日本版といった感じである。文化の違いが面白い。アメリカ版の母は成金趣味で身なりはド派手。日本版はコーヒーをスプーンで飲んで笑われイジイジ、ジメジメしている。離婚の時もアメリカ版は夫の再婚相手と堂々と会って娘の事を正直に頼んでいるが、日本版は身を引いて家出している。
次に驚いたのが、サイクリングのシーン。
ニコニコ笑顔でサイクリングするアン・シャーリーと友達。
似ているシーン
「或る夜の出来事」(1934)を観て驚いた。
クラークゲーブルの相手役の女優さんが目覚めた時伸びをするシーン。
風と共に去りぬ(1937)のこのシーンと酷似。
これも相手役がクラークゲーブル。有名な場面なので観客に望まれるよう取り入れたに違いない。