この伝記は沖縄の人によって記された。出版社も沖縄。何と日本語だが横書きだ。
彼について書かれた本は沢山読んだが、沖縄の人の目線で書かれた物は初めてだ。
札幌漂流記 更科源蔵著
弟子屈で牧畜をしていた著者が、妻を失って札幌に出て大変な貧乏をする話。次第に戦局が悪化、炭鉱や農場で徴用される。戦災に遭った人を北海道開拓にスカウト、連れて来る仕事で終戦直前に上京。空爆を受けながら列車で戻り、青函連絡船の中で終戦を迎える。大変ドラマチックである。
- 作者: 更科源蔵
- 出版社/メーカー: 創樹社
- 発売日: 1979/07