空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

「雪に生きる」 猪谷六合雄著

図書館の書庫に猪谷六合雄の「雪に生きる」があったので借りる。1980年に発行された岩波少年文庫の本で、今の価格は中古で5万円だ。

大正時代から記された昭和18年までの自叙伝。

スキーゲレンデやジャンプ台を幾つも作り、手作りで住む小屋も12も作って、国後島に6年間も住んでいた経歴を持つ、奇天烈な天才。

国後島に素晴らしい温泉があり、そこにガラス張りの浴槽のついた海の見える小屋(立派な家だ)を建てる。火事で焼けても、また建てる。ベッド、西洋式水洗トイレ付き、温泉付きだ。彼は1935年まで家族4人で6年も住んでいた。羅臼からすぐ近くだが、今は行けない日本の領地に是非行ってみたくなった。根室からエトピリカ号で行けないかな。

著者は明治時代に生まれた人だ。なのに全く色褪せせない、素晴らしい人生だ。

でもこう引越しばかりじゃ、奥さんはついて行くのにご苦労されたろうな。息子の猪谷千春さんも子供の頃手伝わされて大変だったようだが、冬季オリンピック日本初の銀メダリストで、IOC副会長もしてるぐらいだから、著者のスキー熱も実を結んだのではないか。

 

雪に生きる (1980年) (岩波少年文庫)

雪に生きる (1980年) (岩波少年文庫)

 
 最高気温28度

携帯ショップへ。月々のデータ量下げてもらう。よく訓練された人々だった。お見送りまでしてくださった。

買い物や用事を済ませる。9月並みの気温でとても涼しい。台風の影響で北日本は大変である。

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 「忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。」(ローマ5:4)

忍耐が洗練された品格をうみ、それが希望に繋がる。オリンピックメダリストもそうだろうな。