空の鳥 agirlfromosaka

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。 北海道と読書と温泉が好きです。

土葬の国

ペネロペクルス主演の「ボルベール<帰郷>」を観ていたら、冒頭シーンがスペインの村で女たちがお墓をゴシゴシ掃除するシーンだった。未亡人ばかりでなく、将来入る自分の墓を掃除する女性もいる。痴呆症の叔母さんすら、死ぬ前に正気になって棺桶を買っていた、というシーンもある。

日本のように家族の墓に遺灰を納めるのでなく、土葬なので、場所も取る。

アメリカで何度もお葬式に行ったが、黒人教会の土葬の棺桶は永久保存版なので大きくて丈夫な作りになっていた。セレモニーの前は蓋が開けられ、底がリクライニングになって、ピアノの前に座っている私からよく見えて、恐かった。

日本だと軽くて燃えやすい素材だし、副葬品の規制がある。でも土葬の国では、爆弾でもない限り何を入れてもいいのだ。

フィンランドの小さな町の立派な棺桶屋に間違えて入った事がある。保育所から大学まで政府が面倒見てくれる国だが、棺桶は自分で買うのだろうか?

南イタリアの田舎のお墓は造花でない生花が生けられている写真入りだ。お墓はすごく高いんだと地元の人が言っていた。お彼岸でも盆でもなく、毎週日曜に親戚でお参りしてお花を生けている村だった。結婚でこちらに住んでいる日本人と偶然知り合ったが「毎週法事みたい」だとの事。大変だろうな。