日本のカルト村から脱会した人の体験を最近読んだが、アメリカにもほぼ自給自足の農村コミュニティがある。
ひとつがアーミッシュで、ひとつはFLDS(モルモン原理主義)。
アーミッシュは一般のクリスチャンから見たら異端ではないプロテスタントの人々の農村コミュニティで、勤勉で法を犯さずリスペクトされ、手作り家具など高級ブランド品である。映画やテレビにもよく登場する。現在308,030人いる。一方FLDSは異端とされているモルモンのさらに異端である原理主義のコミュニティ。70人の妻を持つリーダーが逮捕されてマスコミを賑わし、映画にもなった。6000-10000人いる。
両方の共通点はテレビが禁止。世の中からほぼ遮断され、子供の頃から洗脳されて、合衆国の教科書でなく自分たちの作った教科書の学校で育ち、大家族で代々信仰を守っている。
この4枚の写真のうち、アーミッシュとFLDSが2枚ずつある。 違いはわかるだろうか? アーミッシュが2と3である。
驚くほど見た目が似ている。
写真を見て気づくのは、両方とも白人ばかりで髪を切らず、プレーリードレス (開拓時代のワンピース)を着用している事だ。
古いしきたりや掟を守り、忍耐強く敬虔で信仰深い人々は立派かもしれない。でも長い髪やプレーリードレスといった女らしい外見を求められ、外の世界から封じ込め、家事と育児だけさせるのは、幸せなのだろうか?
よくアメリカは、許しているな。