シャーリーテンプルは天才児なので、夜寝る前に台本3回読んだら、自分のだけでなく相手のも全部憶えたというが、この映画のセリフでの中国語ペラペラにはビックリした。中国人が教えたという。ただし北京語だったので広東語のエキストラには通じなかったそうだが。
ストーリーの舞台は上海。宣教師の娘テンプルちゃんは学校にいる時助け出され、両親は殺される。路頭に迷っている時、金持ちのアメリカ人の通訳をたまたまして助けてもらう。車のトランクで犬を抱っこして寝ている間に舟に積み込まれ、出航。
テンプルちゃんは香港でも芸を見せて拍手喝采。アステアのモノマネもする。
テンプルちゃんが歌う「グッドナイトマイラブ」は映画のテーマソングでもある。
この映画は大人向きなので、有名な俳優や歌手がストーリーに出てくる。
いずれも今は故人だが後年活躍した人たち。
ストーリーで面白かったのは、客船のデッキで婚約者の男が母と同居すると言った途端、顔を曇らせる女。マザコンは80年前からいたのだ。婚約を取りやめ、テンプルちゃんを助けた男と結婚し、養女にして、めでたしめでたし。
抱っこしていた可愛い犬は、撮影終了後シャーリーテンプルの飼い犬になってテンプルちゃんの役名Ching-Chingと名付けたそうだ。
ところで、疑問点が二つ。
- 胡弓を習うなんて、どんな学校?雑技団?
- 両親を殺されたかまだわからないのに、「親はおらんねん」と言っている。なぜ心配したり悲しんだりしないんだろう。
- なぜ冒頭の上海の喧騒のBGMはずっと「金比羅舟々」なんやろう。
久々に買い出し。缶詰を買い込む。カフェにも行く。