空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

Netflix 「アンという名の少女」 (2016)

f:id:dollyosaka:20170609173321j:image赤毛のアン」の最も新しいドラマ。

主人公のアンを演じるアイルランド人アミーベス・マクナルティ(Amybeth McNulty)は、今までアンを演じたどの俳優よりも痩せてソバカスがあり、アンのイメージに近い。2000人から選ばれただけあり、演技は素晴らしい。

カナダを代表する作品だけに、お金をかけてよく出来ている。街のセットはオンタリオ州の小さな町を使い、アスファルトに赤土(プリンスエドワード島は土が赤い) を敷き詰めて作ったようだ。ロケ地はプリンスエドワード島でも行われた。景色が美しい。マシューの役は、「アボンリーへの道」のジャスパーを演じた人。

ほぼ原作通りで、色々付け加えられている。原作はコミカルだが、このドラマはジェンダー、子供への暴力や学校でのいじめ、教師による性スキャンダル、貧困、同性愛、偏見、トラウマなど暗い問題を絡めている。

ちょっとシリアス過ぎて重いので、小さい子供は見ないほうがいい。

赤毛のアンのファンの人も、コメディではないので、覚悟して観た方がいい。

[ネタバレ]

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絶対あり得ない、モンゴメリが墓で寝返り打つと感じた事。

  1. アンがクラスの女子に性に関する話題を提供する。
  2. 初潮を迎えたアンが「女になんかなりたくない。」と泣きわめく。
  3. 登校拒否を起こしたアンに、牧師さんが「女に教育はいらないから、結婚するまで家にいたらいい」とアドバイスする。
  4. ミス・バリーはレズビアンで、同性のパートナーと死に別れたという設定。
  5. アンは正式に養子になり、アン・シャーリー・カスバートになり、家族聖書に名が記される。
  6. フランス人の雇い人の少年とアンは、ミス・バリーの屋敷で一緒のベッドで寝る。(別に深い意味はない)
  7. マシューの保険金自殺未遂。引き出しにピストルが。