空の鳥 agirlfromosaka

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。 北海道と読書と温泉が好きです。

火宅の母の記 高岩とみ著

檀一雄の母の自伝。

「火宅の人」で有名になった檀一雄より、もっとすごいドラマチックな人生。

九州の立派な士族の家に生まれ、15歳で地主に嫁ぐが姑小姑のイジメにあって離婚、2番目に結婚した檀一雄の父は、嫉妬心の強いモラハラ。弟の見舞いすら行かせてくれない。

4人の子供を置いて家出。助けてくれた医学生と出来てしまうが別れる。

実家に戻ると、母は白い短剣を持って来て自害しなさい、と迫る。

とりなしてくれたクリスチャンの男性と再婚。その人は妻を亡くしたやもめで、お金持ち。

再婚相手の子供を育てながら、置いてきた自分の子供のことを思いながら、次々子供を産む。

長男檀一雄には12年後に再会。夫に死なれた彼女は戦中戦後を生き抜く。戦後財産をすっかり失ってバスの切符売りをしたり、編み物の注文を取ったり、下宿屋をしたりするが、檀一雄の妻が死んだり、再婚しても女優と駆け落ちしたり、と心配事が絶えない。さらに肺癌で檀一雄に先立たれる。

私の祖母と同世代なので、当時の価値観や生活の仕方がわかって、とても興味深く読んだ。

 

 

火宅の母の記 (1978年)

火宅の母の記 (1978年)

 

 

 近郊をドライブ

f:id:dollyosaka:20170827093628j:imageもう走ることなくなった日高本線。復旧はするのかな。

 

f:id:dollyosaka:20170827093630j:image蓬莱山。少し願望岩に似ている。

 

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