空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

カワウのアルビノ?

平取の二風谷へ行く。

湖は増水していた。

f:id:dollyosaka:20170925205614j:imagef:id:dollyosaka:20170925205624j:image

カワウが二羽いた。片方はお腹が白い。アルビノか?※

f:id:dollyosaka:20170925205727j:image

モンロー邸へ。

f:id:dollyosaka:20170925205759j:imagef:id:dollyosaka:20170925205816j:image

前からウインクしていたトトロの大木は、ついに台風に片目を持って行かれた。f:id:dollyosaka:20170925205833j:image

※ 

この鵜はアルビノではありません、と動物学者城石氏から回答を得た。
こちらはカワウの幼鳥で、単純に淡色部位が広範囲に現れた個体という認識。カワウは個体差が大きく、このような個体もよく見られる。

アルビノ』はメラニン欠乏個体を指し、メラニンは人間の肌の褐色、黄色であっても、白色であっても存在しており、髪の毛が黒い、ブロンド、目の褐色などあらゆる所に存在している。
このカワウは黒あるいは褐色の部分が沢山ありますので、アルビノとは言いません。また体全身が白色であっても目の色だけが褐色である場合、それは白化個体と言います。目にもメラニン色素が多量に含まれますが、アルビノではそれらが欠乏するので血管の色(赤色)が透過し、赤目になります。
ハシボソガラスでは群れに数羽だけ部分的に白くなった個体を見かけることがありますが、それは白化の一つで部分白化と呼ばれます。

以下まとめると、
•本個体は通常のカワウ幼鳥である
アルビノ個体は全身白色であり、赤目である
•全身白色でも赤目ではない=白化個体である
•部分的に白くなった個体を部分白化個体という

 

なお、この子は大きくなったら黒くなるそうだ。