空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

明治時代の父方の家族写真に色をつけた。

曽祖母ぎん(右)と妹。

明治20年代 名古屋第1高等女学校のぎん。中列左。f:id:dollyosaka:20171228001419j:image

ぎんは若くして結婚したがひとり男の子を産んで離婚。子供は当時の慣習で、置いて来た。

ぎんは再婚する。

f:id:dollyosaka:20171220182451j:image相手は百貨店の番頭だった曽祖父、統馬。イケメンで初婚だった。

ぎんは美人ではない上バツイチだったが、統馬には病気の母がいて、介護をしてくれる嫁なら大歓迎だった。

ぎんには弟がいた。f:id:dollyosaka:20171220210435j:image1903年にアメリカに旅行した。絵葉書が4枚残されている。

f:id:dollyosaka:20171220211458j:imageシカゴの消印がある。弟は多額な渡航費の元を取ることなく志半ばで早世。

実家の跡取が居なくなったので、ぎんは最初の結婚で置いて来た息子を連れ戻しに行って、実家の養子にして後継とした。強い女だ。

 f:id:dollyosaka:20171220225420j:image1904年ごろのぎんの子供達。一番左が私の祖父。一番右が連れ戻した息子。

ぎんはこの後もうひとり産んだが、夫は病死。イケメン薄命である。

ぎんは6人の子供を抱えて未亡人になった。

でも明治の女は強い。

彼女は地道に商売をして成功し、子供から尊敬を受けた。