空の鳥

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オルデン牧師2

大草原の小さな家」に出てくる、オルデン牧師の疑惑について5月4日にローラ・インガルス ・ワイルダーの研究者でパイオニアガールの著者パメラ・スミス・ヒルさんに問い合わせたところ、今日回答が来た。

彼女は屋根裏部屋の箱から資料を取り出して返事を書いて下さったようだ。(彼女が64歳で良かった。)

 

「1885年のサウスダコタ州国勢調査によると、オルデン牧師はダコタ・テリトリーのスピンク郡に住み、牧師と記録されている。彼と一緒にいた16歳の学生は、10代のガールフレンドとかではなくエルマー・クラークという男の学生の下宿人だった。

オルデン牧師の評判は、バートルド・インディアン要塞仲介での汚職の申し立てによって傷ついていたが、彼は性的スキャンダルではなかった。 バートルド要塞のスキャンダルに関係した彼の最初の妻アンナは、3歳年下だった。

オルデン牧師と彼の最初の妻の間に離婚の記録はないが、彼は牧師としての役職を続けていたので、19世紀後半に離婚問題を考えると、最初の妻の離婚は、合法であった。

オルデン牧師は1897年に、1900年の米国連邦国勢調査によると、彼の二人目の妻、クララ A オルデンと再婚した。オルデン牧師は1910年からもうひとつの米国国勢調査にリストされ、彼の妻クララは67歳だった。彼は次の年、前立腺癌から明らかに死亡した。」

 

驚いた!

1878年新聞沙汰になった収賄事件に最初の妻アンナが関与している。

その7年後、オルデン牧師は妻と別居して、下宿人と暮らしている事が国勢調査に残っている。

ローラは娘への手紙に「オルデン牧師は妻子を捨てた。」と書いているが、父さんのチャールズは「それでもオルデン牧師が好きだ。」と言っている。

捨てたんじゃなく、収賄事件に関与した妻が嫌になって別居したのかもしれない。

少なくとも、誰かと駆け落ちしたのではない。

1897年にオルデン牧師が別居し子連れの女性と再婚した時、長男は31歳次男は24歳だった。

その頃には長男はハーバード大学も出て、次男も立派な職業についていた。

お金がないとハーバードには行けないだろうから、オルデン牧師が送っていたのだろうか?

ハーバード大学のサイトを見ると、17世紀から奨学金が給付されている。

19世紀末の法律では、記録がなくても別居が長いと最初の妻との離婚は合法で、オルデン牧師の再婚は違法ではなく、私が危惧した性的スキャンダルでもなくて、本当に胸を撫で下ろした。

オルデン牧師 - 空の鳥 agirlfromosaka

#大草原の小さな家