10年ぶりに黒人教会へ行った。
みんな大喜びしてハグしてくれ、元気か尋ねててくれた。
日本のお茶を持って行ったら、「空の鳥が持って来たチャイニーズのお茶みんなで飲みましょう。」
チャイナとちゃうんや…私が来たの
10年ひと昔というが、微妙に変化していた。
シスター〇〇だった人々の数名がマザー〇〇に昇格してお揃いの白いスーツを着ていた。
帽子が大好きで全部の指に指輪してハイヒールだった方はご主人を亡くされてぺたんこ靴で杖だった。聖歌隊リーダーも首の手術で少し不自由になっていると聞いた。ブラザー・ジェイもトンプソン牧師も天国に行った。私はお悔やみを言ったり、間違えたり、ややこしかった。「お母さん亡くされて」と言ったら「母はここです。」と言われたり。
驚いたのは牧師さんがやめて、以前は役員だったディーコン・マホーニーが資格をとって牧師さんになり、ピアニストがマーヴィン・マーフィーになっていたことだ。彼はかつてロクスベリーで一番大きい教会のピアニストだった。私が知る限り、ボストンで一番才能のあるピアニストで、アルバムも出しているし全米黒人教会講習会の講師もしてテキストの制作にも関わっている。彼を雇える程教会が成長したんだなと思う。
その一方で、話には聞いていたが、伝統的なゴスペルが大幅にコンテンポラリー音楽に変わっていた。プリーチすらなかった。ショックだった。
飛び入りで古いゴスペルを歌うのはおばあちゃん達だけだ。彼女達は数百曲のゴスペルを何も見ないで歌えるのだ。*1
古い記憶に残っているゴスペルが、消えて無くなったら、悲しいなあ。
でも「コンテンポラリー化」して変化し、以前より子供も増え、教会がオーガナイズされていると感じた。駐車場がいっぱいだったし、メンバーも増えたそうだ。
長椅子に置いてある団扇の絵も、葬儀社の広告の入ったキング牧師や黒人のイエス様から、教会オリジナルのになった。表は今の教会で、裏は昔の教会。*2