空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

バークリーが音大じゃなくなる?

10年ぶりに母校のバークリー音楽大学へ行く。

話には聞いていたが、マクドナルドだった場所に、タワービルが出来ていた。

学部の教授トムとアポイントメントを取って面談。

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彼が言うには、私が卒業した後バークリーはすごく変わったそうだ。教授陣の猛反対にもかかわらず、学長の方針で「音楽大学」ではなく、ただの「バークリー」になったそうである。すなわちアートの学部や文学の学部もできて、楽器や音楽と関係のない人が学生になれる。今はまだほとんど音楽の勉強している学生だが7000人にもなるそうである。私の行っていた頃は3500人だった。

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なるほど、「バークリー」だけの垂れ幕だ。

音楽だけの学校だったのに、普通の大学になるではないか!

ショック!

バークリー音楽大学だった頃は音楽テクノロジーとジャズのセオリーのクラスは必須科目で、宿題と小テストでしごかれ、泣かされて力をつける大学だったのだ。

今やバークリー警察まで巡回している。キャンパスは広くないので、どこへ行ってもこのパトカーに出会う。ところで、フェンウェイ22番地のビル以外、ビルのセキュリティーはゆるゆるである。どこでも学生の後ろから入れた。楽器のケースに銃を入れていたらどうするんだろう。

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f:id:dollyosaka:20181010123001j:image駅の近くの高速道路の上のフェンスが、影でいっぱいになっていた。何かの流行だろうか。

懐かしい電車。

 

ステイ先に戻ってみると、借りてる車(ジョージア州・ナンバーのトヨタ)からオイル漏れしているではないか。レンタカー会社に電話すると謝り、交換するから空港へ来て下さい、という。渋滞の中取り替えに行く。迷ってぐるぐる建物周辺の正しい入り口を捜す。

黒人の係員を見つけたが、あまりにゆっくり応対するので、

「今日は誕生日なのよね。約束があるんやから、早くして。」と言うと「ハッピーバースデー。今夜はパーティだね。」とニコニコしてクルマの書類をタブレットで作成してくれた。

どっと疲れた。

 

帰ったらジョンが待っていて、大家さんの車と私のとを入れ替えるのに、鍵を探したりして、大騒ぎだった。

歩いて何度も行ったカルロスへ。入っていきなり今日はこの人の誕生日だからね、とジョンが言うとイタリア系ウエイターが私の名前を連呼しながら歩き、イタリア語で突然何か言い、ハッピーバースデーを店中の客全員の合唱で歌わせ、店の特製スィーツに蝋燭に火をつけて持ってきた。

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顔から火が出るほど恥ずかしかったが、喜んでるフリをせなあかんので、どっと疲れた。

ホストファミリーに気とお金を使わせるから今日が誕生日だと言っていない。

それはいけない、教えるんだとジョンは近所で小さなケーキを買って来て10時まで玄関ポーチで待っていたが、帰ってこないのでケーキの箱にメモして帰って行った。私は慌てて箱からケーキを出して冷蔵庫に入れ、箱を処分。

 

どっと疲れた誕生日。