空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

心に傷を負った暖かい人たち

急にホストマザーのボランティアに同行する事になり、バスとBラインでアーリントンの監督教会へ。ここではホームレスの朝ごはんを毎週提供。

ピーナッツバターやゼリーを容器に入れサンドイッチの用意をしたり、紅茶やコーヒーや水の容器を並べたりしていると、ゾロゾロ人々が集まって来ていた。

ホームレス、あるいは家はあるけど食べるものを買うお金がない人たちだ。全財産をカートに積んで持ってくる人もいた。

哲学やってるインテリの人や、軍隊にいた後*1大学を出た人もいるし、国境越えて来た人や、前科のせいで仕事につけない人、ただのわがままでホームレスになってる人もいて、話聞いているとユニークで面白い。

共通しているのは心の病気だ。医療費や薬代が高くて治せないのだ。日本はなんと恵まれているんだろう。

ニューバランスという地元企業が、自社ブランドの靴下を無料で提供していた。

 

f:id:dollyosaka:20181013120755j:image絵のクラスも水曜にある。*2

女の人は4人だった。*3どんな人生だったんだろう、と思う。

帰り際、「先生」とばれているホームレスの人が、25年も大事にして来た手作りの十字架のネックレスを、私にくれた。磨くと金になるそうだ。女性ホームレスの一人が、おやつやウエットティッシュなどくれた。暖かさが感じられてグッとなった。

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それにしてもスーザンには感服する。彼女はエラい。ボストンの路上生活者とはほとんど知り合いだと言って良い。ひとりひとりに優しく親切にしてあげている。これこそ本物のクリスチャンがすべき事だ。

彼女は金曜日はここでボランティア、後の日も難民を時々徹夜で政府から守ってるし、料理も天才と言って良い達人、早朝から寝る時間まで、ヒマなくずっと何か用事している。ぼうっとしている事は、1分もない。

毎晩立派な食事はろうそくとご主人のお祈りで始められ、談笑。今日の食卓での話題は、ピアノは先生によって好きになるか決まるかの話だった。

夜はキリンのドキュメンタリーや英国の面白いドラマを観た。私はメラニア夫人の独占インタビューが見たかったが、トランプを毛嫌いしている家なので言えなかった。

眠い。もう、くたくた。

*1:野営訓練の経験があり野宿にもスキルがある。

*2:了承済み

*3:ほとんどが男の人