カナダの映画。
プリンスエドワード島の美しい風景と時代考証にこだわった、楽しい映画。
製作総指揮で作者モンゴメリーの孫を起用している。
カナダのいろんな賞を受賞しているようだ。
私は著書を何回も読み返し、映画も戦前のものから1985年のものまで、何度も見ている。今回予告編を見て無料になるのを待って見せてもらった。
がしかし…
ツッコミたいところが何箇所か。
- 主役の女の子は原作とは異なり美少女な上子供らしくない。終始女王のように振舞っていて、高慢ちきな少女に描かれている。
- ダイアナの髪が黒くない。
- 持って来たカバンは絨毯生地で出来た手作りのカバンじゃなかった。
- マシューが駅へアンを迎えに行くシーンで、レイチェルリンドは野良仕事でなく窓辺でキルトカバーを編んでいて欲しかったし、無口でシャイなマシューが愛想よく挨拶するのは不自然。
- 割れた氷に落ちるシーンは原作になく、わざとハラハラするシーンを付け足している。
- ビクトリア女王の時代の設定なのに「ゴッド・セーブ・ザ・キング」を歌っている。
うーん。
ネットフリックスの「アンと言う名の少女」の子役のほうがイメージに合うかも。エネルギッシュで演技もうまい。
でも最も好きなのは1985年のアンかも。
脇役も名優だった。