空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

「私は「うつ依存症」の女」エリザベス・ワーツェル著


ボストンに住むハーバードの学生。12歳の時から鬱病を煩い、離婚した両親との葛藤や失恋、自殺願望などと闘いながら治療を進めて行く。
最期に出会った精神科医が彼女を救った。この人の忍耐力には感動する。一日に何度もドクターに電話するのだが、ちゃんと応対して適切な言葉をかけている。
プロザックという有名な新薬のおかげで快方に向かうのだが、「鬱病がなくなったら自分の個性がなくなる」と思い始める自分に気づく。「私は鬱病が好きでした」と著者。
この病気の事、アメリカの社会や家庭問題が良くかけている本だ。