1980年韓国で起きた光州事件について描かれた、実話に基づいたストーリー。
ソウルに住むソン・ガンホ演じるタクシードライバーのマンソプ。貧しいやもめで娘と暮らすが、家賃が滞納している。
ある時、戒厳令が敷かれている光州まで10万ウォンで外国人を乗せて行く良い話を聞き、出し抜いてその仕事をゲット。何も聞いていなかったのでわからず現地に向かう。
ところが行った先で出迎えた状況は凄惨なものだった。外国人はジャーナリストで、殺されそうになりながらこの状況を世界に知らせるため、軍の検問を突破して脱出を図る。
すばらしい歴史映画だった。何より主人公のソン・ガンホは名演技だった。
1980年と言えばそんな朝鮮戦争が終わって30年。大昔ではない。なのに韓国で軍政権が市民を虐殺する事件が起きたなんて、知らなかった。