空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

旅情(1955)

往年のハリウッド映画。有名すぎる映画。

キャサリンヘプバーン演じる30代独身のオハイオの秘書が一人旅でベニスにやってくる。

そこで知り合った地元の男性と恋をする。

ところが相手が結婚していることを知った彼女はアメリカへ去る。

佐藤愛子の旅行記の中のお嬢さんと会話をしているくだりで、この映画のことを面白おかしく説明していて、笑った。

「そうだ、それに、ほら、有名な映画があるじゃないの、何ていったっけ……キャサリン・ヘップバーンがベニスへ来て土産物屋のおっさんと恋をする話……」

中略

「そうそう、ロッサノ・ブラッツィ。彼が土産物屋のおっさんで、ヘップバーンにチョッカイをかけるのね。ヘップバーンはオールドミスの潔癖性なんだけど、何しろ男の免疫がないものだから、すぐフラフラになってしまう。」

中略

「ヘップバーンは今にも泣き出しそうな顔で、一所懸命伸び上ってプラットホームを見ている。そこへロッサノのおっさんが走って来た」

中略

「プラットホームを走ってるうちに、汽車が動き出す。いくら走ったって短足なんだから追いつけっこないのに、必死で走るところが」

—『娘と私のアホ旅行(「娘と私」シリーズ) (集英社文庫)』佐藤愛子著

 

旅情 [DVD]

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  • 発売日: 2012/06/08
  • メディア: DVD