YouTubeに脱北した人々の体験談が沢山挙げられている。
日本語の話せる人もいるが、ほとんどが字幕つきである。
私は普通ドラマでは泣かないが、脱北した方の身の上話は、どの人の話も泣かずには見れない。
父と弟が餓死した人、強制収容所に入れられて拷問を受けた人、脱北してすぐ人身売買に騙された人。
彼らは命がけで川を渡り、中国を南下して歩いてタイの国境の密林を歩いて、タイの刑務所に数週間収監され、韓国領事館でパスポートを貰って飛行機で仁川空港へ飛び、取調べを受けた後、ハナ学院で韓国の生活に慣れるように教育を受け、住む家とお金を貰って自立する。
共通しているのは、安全と自由が得られたのに、孤独で故郷の家族や友人が恋しい事である。必ずしも生活も楽ではない。
早くベトナムや中国のように外国と行き来ができるようになって、家族と会えるようになったらいいのに、と思う。