10歳の少女が書いた日記(作文)をもとにした映画。
佐賀県の炭鉱に住む朝鮮人の四兄弟。
父と母を亡くし、兄弟は住む場所を追われ、貧乏のどん底で、苦労しながら暮らす事になる。
63年も前の映画なのに、知ってる俳優の多い事!
長門裕之、松尾嘉代、吉行和子、北林谷栄、その他ちょい役にも民藝の俳優さんが。
炭鉱の労働争議など、エキストラがすごかった。
ロケがほとんどで、すごく凝った映画だった。
見ていて嬉しかったのは、朝鮮人だからと差別せず、親切に助けてくれる日本人の先生達や保健婦さんの姿だった。
今見ているアップルTVの「パチンコ」だと、「日本人=悪い」と描かれていて、悲しくなっていたのだ。
作者は成長して貧乏から脱却し早稲田大を出られ、にあんちゃんも慶應大を出られたらしい。
本も注文したので、読むのが楽しみだ。