数年前のリアリティー番組。
5人のアーミッシュ(1人はメノナイト)をニューヨークに連れて行って反応を紹介するもの。
厳しい戒律の下、電気、車、テレビ、ラジオを使えず、300年前からの生活スタイルを変えないで暮らす人々。
英語も使わず、昔からのペンシルベニアダッジと言うドイツ語の方言を使う
独特の衣装に、ニューヨークの人々からは好奇の目で見られる。
若者は、アーミッシュでない世界に憧れている。
免許を取ってタクシーの運転手の体験をしたり、モデルのオーディションを受けたり。
でも中学2年生までしか行っていない彼らにはいろいろな困難がある。
また、いちどアーミッシュから抜けたら自由に帰って来れないと言う掟がある。
故郷の家族や友人が懐かしくてホームシックになるが、それ以外の世界がずっと良いと思っている彼ら。
衝撃だったのが、20歳の女の子の歯が一本もなく総入れ歯で、あまりにも合わなくて痛いので歯医者で無料で作ってもらうというエピソード。
アーミッシュでは、虫歯予防のため歯を抜く習慣があるそうだ。
虫歯の治療にはお金がかかる。それなら全部抜いてしまえ、と言う考えである。無茶苦茶だ。
がんじがらめの宗教集団。伝統的なコミュニティーを通り越して、カルトに近いと思う。
敬虔なクリスチャン、慎ましい伝統的な美しいドレス、手作りの家具、馬車、助け合いの精神など見た感じは非常に良い印象を残す。
でもやはり教育は必要だと思う。 アメリカで生きていく以上、歴史や社会を学ばせることも必要だし、大学に行けるチャンスもあげて欲しい。