マリリン・モンローとクラーク・ゲーブルの遺作。
荒馬6頭を追いかけて縛りつけるシーンが延々と続くが、ほとんどスタント無しでやったとか。
クラークゲーブルはこの時59歳だったが、馬を縛った後すごく疲れて見えた。撮り終えて数日後心臓発作で死亡。奥さんは妊娠中だった。
薬物過剰摂取で翌年に36歳で謎の姿を遂げたマリリン・モンロー。共演のモンゴメリークリフトも、相次いでなくなっている。享年46歳。
この映画の脚本はマリリンの最後の夫、アーサーミラー。繊細で壊れやすく優しい彼女の様子がよく描かれていて、感動した。
撮影の裏側で
馬を縛るシーンの撮影は過酷で摂氏43度だった。ロケ地は暑いので飲みまくり。監督は毎晩のように撮影地近くのリノでギャンブルをしていた。マリリンは夫婦がうまくいってないので精神が不安定。ほとんどハリウッドの精神科医に会いに戻っていたのでいなかった。彼女の撮影の時はメイクの時間を節約するため、カツラを使っていた。遅刻や欠席が多いので、みんな待ちくたびれてイライラしていた。クラークゲーブルは俳優としてはプロだが、社交的でなく、気難しかった。モンゴメリークリフトは、数年前の交通事故の影響で非常に神経質だった。
撮影は過酷だったそうだ。